家具事典

家具事典/家具のデザインと材料・歴史

インテリア libursini

インテリア用語辞典


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I. プロローグ

for some furniture design.jpg家具 かぐ Furniture 日常生活で使用するため、部屋の中にそなえられる移動可能な道具類。一般的なものとしては、ベッド、椅子、テーブル、箪笥(たんす)がある。


II. 材料とデザイン

horver chair furniture design.jpg歴史的にみて、家具の材料としてもっともよくもちいられたのは木である。しかし、金属や石など、ほかの材料でつくられた家具ももちろんある。家具のデザインは、古代から現代まで、それぞれの時代の流行を反映しており、ほとんどの時代において、特定のデザイン様式が家具のデザイン全体を決定していた。

しかし、現代においては、古いものから新しいものまでさまざまな様式が家具にとりいれられている。現代の住まいの中でつかわれている家具で、もっとも高価なものは、じつは50年から300年、あるいはそれ以上前につくられた、アンティック家具である。そして、現代の商売上手なデザイナーたちは折衷主義的な家具をデザインしている。斬新(ざんしん)なデザインから特別な用途のためにつくられた歴史的な型の翻案、さらには古い家具の忠実な複製品まで、いろいろな家具がつくられている。

家具のデザインに対する要求は複雑である。外見は機能と同じように重要視されるし、室内空間の造形を補助するような役割をも家具にもとめる傾向もあるからである。実際、柱の形を脚のデザインに採用した家具など、建築的な形態の家具もあれば、動物の形を模した脚をつけた家具もある。また、シンプルなデザインもあれば、技巧をこらしたデザインもある。ただし、デザインをシンプルにするか技巧的にするかは、時代によるというよりも、その用途によって決定されたと考えるほうが適切である。

たとえば、古代メソポタミアの財産目録のような、もっとも古い記録の中にも、金の掛け布や、金箔をはった家具で豪華に装飾された部屋のことが記載されているし、古代エジプトの現存する家具の中にも、技巧をこらしたものや当初金で表面がおおわれていたと考えられるものがある。ところが、その一方で、古代にはひじょうに単純な形の家具もたくさんつくられた。

家具の歴史をみると、優美な家具は古い家具の中に多いと感じるかもしれないが、それは一般に上等な家具ほど大切に保存されてきたからである。さらに、もう一言つけくわえれば、高度なデザイン様式であればあるほど、新しい思想の影響をうけて変化しやすいため、技巧的なデザインがもっとも時代を反映するということも事実である。


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