古代ローマの家具について

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古代ローマの家具

古代ローマの寝椅子古代ローマの家具は、ギリシャの家具から発展したものと考えられている。たとえば、1世紀のローマの家具の華やかなデザインは、ギリシャからの影響を強く反映したものである。ポンペイやヘルクラネウムの遺跡からは、みごとな住宅建築が発掘されているが、そこには生活に必要ないろいろな家具がすえつけられている。また、ポンペイの壁画には、家具が使用されていたようすもえがかれており、さまざまな形の家具があったことがわかる。

いっぽう、ヘレニズム時代のギリシャでひろまった、新しい収納家具の起源や成立した時期については疑問が多い。食器棚(→ 棚)がこの時代にひろまったという説も、確実な証拠があるわけではないし、ローマ時代の壁画にみる食器棚の例もたぶんギリシャの絵のコピーであろう。しかし、ヘルクラネウムにあるラレス神をまつる祠(ほこら)のある住宅からは食器棚が発掘されている。

現存する実例から、古代ローマ人はギリシャ人以上に大理石や青銅製の家具をつくっていたと考えられる。また、ローマのデザインは同じような装飾要素をつかった場合でも、ギリシャのデザインより複雑である。また、ギリシャでは小さなテーブルが一般的であったが、ローマではいろいろな大きさの四角形や円形のテーブルが使用された。また、分解できるテーブルや、脚がおりたためるテーブルもあった。

古代ローマ時代の文学作品の中には、優美な象嵌をふんだんにつかった家具や、象牙、青銅、大理石、木の技巧的な細工をほどこした家具のことがのべられており、そうした記述を裏づけるような家具の断片もたくさんみつかっている。


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