ビクトリア朝の折衷主義の家具について

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ビクトリア朝の折衷主義の家具

19世紀前半の新古典主義の復活と同時に、ほかのいろいろな様式も復活した。

A. ゴシック・リバイバル

ゴシック・リバイバルチッペンデールが装飾のモティーフの原型のひとつとしてもちいたゴシック様式は、シェラトンやその後の2、3人のデザイナーにとっても興味あるものであった。1808年に出版されたジョージ・スミス著「家庭用家具と室内装飾のためのデザイン集」には、多くの新古典主義作品とともにゴシック様式のデザインも紹介されている。また、30年代までに、ゴシック様式に対する関心はいっそう深まったものになっていった。

B. ロココ・リバイバル

優美さを追求するデザイナーたちによる、これとはまったくちがう取り組みもあった。1820年代の初め、18世紀のロココ様式に啓発され、それを再解釈したというべきデザインがパリに復活する。このロココ・リバイバルは、イギリス、ヨーロッパ大陸、アメリカでひろまる。

C. ルネサンス・リバイバル

1860年代までにロココの一時的流行はおさまり、かわってルネサンス・リバイバルが新しい流行になる。ただし、ここでいうルネサンスはひじょうに幅がひろい。というのは、リバイバルされた様式にはフランス・ルネサンスだけでなく、新古典主義のモティーフまでふくまれていたからである。一般には暗い色の化粧板をはった大きな直線的形態、象嵌や彫りの浅いレリーフによる装飾、線をほりこんだ装飾などが特徴である。フランスやイギリスをはじめとするヨーロッパの国々の家具にほどこされた装飾は多様で、かつそれはアメリカの家具よりも優美であった。


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